【SEO対策】検索順位が上がるコンテンツとは?良質なコンテンツの作り方を解説
SEO対策は「Content is King(コンテンツが全てだ)」と言われています。
検索順位を上げるには良質なコンテンツが重要という意味です。
「良質なコンテンツとはなんなのか」
「どう作ればいいのか」
この記事では良質なコンテンツとはなにか、そして良質なコンテンツをどのように作ればいいのかを具体的に解説します。
最後まで読んで実践していただければ、良質なコンテンツが作成できるはずです。
目次
ユーザーが求めるコンテンツを作るのが答え
最近のSEO対策では、質の高いコンテンツの作成が重要視されています。
「質の高いコンテンツ」とは、検索ユーザーが求めているコンテンツのことです。
Googleはユーザーファーストを理念に掲げており、ユーザーに求められるような役立つコンテンツを高く評価します。
ユーザーが求めるコンテンツとは、ユーザーが知りたいことを知れて悩みを解決できるようなコンテンツです。
つまり、検索上位表示をしたいならユーザーが求めるコンテンツを作るのが答えになります。
続いて、「ユーザーが求めるコンテンツ」とはどう作成すればいいのか解説していきます。
コンテンツ作成のポイント
まずコンテンツ作成の考え方ですが、ユーザーが求めているコンテンツはユーザーの立場になって考えることが重要です。
その際に注意をするべき点が、「自分が伝えたいこと」と「ユーザーが知りたいこと」は異なる可能性がある、ということです。
コンテンツを作る際にありがちな失敗ですが、自分が持っているノウハウや考え方を伝えたいがあまりに、独りよがりな内容になってしまい、ユーザーが求めるものではなかった、ということがあります。
ユーザーは自分が知りたいことを検索してコンテンツにたどり着くため、ユーザーが求めてるものでないと、そもそも検索してもらえませんし、仮にWebサイトに辿り着いたとしても見てもらえずにすぐに離脱されてしまいます。
良質なコンテンツを作成するには「ユーザーがどんな情報を知りたいのか」「どんな文章が読みやすいのか」を考えることが始まりです。
では、コンテンツ作成のポイントを具体的に解説していきます。
①ユーザーが求めているものは何か
ユーザーが求めているものと言っても、ひとりずつ悩みや知りたいことは違いますし、自分のことではないのでなかなかイメージしづらいものです。
そのため、ユーザーの求めるものを具体的にする一つの手法として、ペルソナ(仮想読者)を決める手法があります。
年齢や性別、職業、住所などを仮定してひとりの具体的なペルソナを設定します。
ペルソナを具体的に設定するほど悩みを明確にできるので、その悩みを解決できるコンテンツを作りやすくなります。
ペルソナ設定の例- 32歳 独身男性
- 人材派遣会社勤務 営業主任
- 広島県広島市在住
- 休日はネットサーフィンや釣りをしている
悩みと検索意図
自社サイトからの求人募集を増やしたいのでサイトを強化してくれと頼まれた。
サイトを上位表示する方法などを調べていると、どうやらSEOという知識が必要らしい。
しかし、専門用語が多く具体的に解説してもらわないと内容がわからない。
広島市内で直接打ち合わせができるSEO業者がいないか「広島市 SEO会社 無料相談」とGoogleで検索してみた。
このように、具体的なひとりのペルソナを作成することで、どういったニーズで、どういった検索意図で、どういったキーワードで検索をするのか、を具体的にイメージすることができます。
具体的にイメージすることで、どういったコンテンツがあれば悩みを解決できそうなのか、どういったコンテンツを求めていそうなのか、を具体的に考えることができるようになり、作成するコンテンツの解像度を上げることができます。
②読み進めてもらいやすいライティング
ユーザーが求めるコンテンツを用意できたとしても、読み進めにくいライティングではすぐにページを離脱されてしまいます。
すぐにページを離脱されてしまうと、ユーザーが求めているものではなかったと判断されて評価が下がってしまったり、「良いコンテンツだった」とシェアされることで外部リンクを獲得する機会を逃してしまったりします。
ペルソナ(仮想読者)に読み進めてもらいやすい文章を作るためのテクニックとして、いくつかライティングスキルがあります。
SEOに効果的なライティングスキル- PREP法
- 結論を最初に書く
- わかりやすい言葉を使う
- 具体例やストーリーを盛り込む
PREP法
PREP法とは、結論・理由・具体例・結論の順で文章を構成して、文章をわかりやすく説明するための方法です。
では、PREP法を使って例文を構成してみます。
Point(結論): 子どもに漫画を読ませることは良いことです。
Reason(理由):なぜなら、子どもが夢を持つキッカケになるからです。
Example(具体例):実際に、子どものころ漫画キャプテン翼の影響でトップサッカー選手になった人がたくさんいます。キャプテン翼という作品は、中田英寿や川口能活、さらに海外のトッププレイヤーにも影響を与えているのです。
参照元:FOOTBALL TRIBE
Point(結論):以上のことから、子どもに漫画を読ませることは良いことです。
このようにPREP法を使って文章を書くと、ユーザーが読み進めやすく説得力があるコンテンツになります。
結論を最初に書く
PREP法にもあるように、コンテンツの最初に結論を書くことが重要です。
ユーザーは答えを探すために検索します。
そして、コンテンツに対してまず知りたいことは「このコンテンツに自分の知りたい答えがあるのか」です。
最後まで読み進めなければ答えがわからないコンテンツはユーザーが離脱してしまいます。
とにかく最初に「この記事にあなたが求めていることがあります」と伝えましょう。
わかりやすい言葉を使う
文章を書くとき、ついついむずかしい言葉や漢字を使ってしまいがちです。
ヒジネスシーンではそれが好まれるかもしれませんが、ユーザーのためのコンテンツ作成では、調べなければ意味がわからない言葉や漢字は避けましょう。
また、言葉や漢字の意味が、こちらの意図とは間違って伝わってしまう可能性があります。
例えば、「ライティングスキルが高い人でも文章の入力間違いはあります。まさに“弘法にも筆の誤り”です。」
このように、答えを知るためのコンテンツなのに、また調べものをしなければならないのはユーザーにとって不便でしかありません。
コンテンツライティングではわかりやすい言葉や漢字を使いましょう。
具体例やストーリーを盛り込む
PREP法にもあるように、具体例を出すと情報の信頼度が上がり、ユーザーに同じ目線で物事を説明できます。
「これは信用できる情報だ」と思ってもらえれば、ユーザーはコンテンツを読み進めてくれるでしょう。
具体例とは、先述したPREP法の例文の下記の部分です。
Example(具体例):実際に、子どものころ漫画キャプテン翼の影響でトップサッカー選手になった人がたくさんいます。キャプテン翼という作品は、中田英寿や川口能活、さらに海外のトッププレイヤーにも影響を与えているのです。
参照元:FOOTBALL TRIBE
「子供に漫画を読ませることは良いことです」とだけ言われても信用できないですよね。
具体例を出すことで、その発言の信頼度が増します。
また、文章構成にストーリー性を持たせると、よりユーザーを引き込みやすいです。
例えば、ひとりの主婦が悩みを解決できたというストーリーを導入文(リード文)に盛り込んでみます。
子育て中に漫画を子供に読ませていいのか悩んだことはありませんか?
私も昔、漫画を読みたいと言う我が子に「漫画には乱暴な言葉遣いがありそう」「漫画ばかり読んでいると勉強しなくなるのでは?」と漫画を読ませることを悩んでいました。
しかし、子どもが本当に学ぶべき友情や考え方を知れるおすすめの漫画もあることを知って悩みが解決しました。
もし主婦の方が、このストーリーのことを「今まさに悩んでいる私と同じだ」と重ね合わせたら読み進めてくれやすくなります。
ただの説明的な文章よりもストーリー性のある文章の方が、コンテンツを読んだあとの自分を想像しやすいということです。
以上のことから、コンテンツには具体例やストーリーを盛り込みましょう。
③潜在的に求めていることも含めて求めるものを網羅する
ユーザーのニーズに応えるコンテンツを用意する際に、顕在化しているニーズは網羅しやすいものです。
例えば、「外壁塗装 相場」という検索キーワードがあれば「外壁塗装の相場の金額を知りたい」という顕在的なニーズがあることがわかりますし、「外壁塗装 期間」という検索キーワードがあれば「外壁塗装はどのくらいの期間がかかるのかを知りたい」という顕在的なニーズがあることがわかります。
しかし、顕在化したニーズに応えているだけだと、競合サイトと似たり寄ったりのコンテンツになってしまい、独自性や差別化をすることができません。
独自性や差別化をしながら網羅性を上げる重要性は、Googleの『品質に関するガイドライン』からも読み取れます。
Googleの基本方針
- 検索エンジンではなく、ユーザーの利便性を最優先に考慮してページを作成する。
- ユーザーをだますようなことをしない。
- 検索エンジンでの掲載位置を上げるための不正行為をしない。ランクを競っているサイトや Google 社員に対して自分が行った対策を説明するときに、やましい点がないかどうかが判断の目安です。その他にも、ユーザーにとって役立つかどうか、検索エンジンがなくても同じことをするかどうか、などのポイントを確認してみてください。
- どうすれば自分のウェブサイトが独自性や、価値、魅力のあるサイトと言えるようになるかを考えてみる。同分野の他のサイトとの差別化を図ります。
簡単に言うと「他のコンテンツよりもユーザーの悩みを解決できて、さらに価値や独自性があるといいね。」といった意味があります。
そういったコンテンツを作る一つの手段として、潜在的に求めているものの仮説を立てて網羅する、という手法があります。
例えば、外壁塗装の例で考えると、「一度依頼をしたら10年くらいはそのままになる外壁の塗装だから失敗したくないし、トラブルにならないようにしたい。値段も安ければいいわけではないと思うが初めてのことなので基準がよくわからない。」というペルソナが想像できます。
そういったペルソナに「トラブルを避けるために必要そうなコンテンツ」として、
- 見積書を比較する際に注意する点
- 安過ぎると良くない見積項目
- 依頼をする際の注意事項
- 契約書の特に確認した方が良い点
- どういったトラブルがあるのか
などのコンテンツを用意してあげることで、検索キーワードとして顕在化していないニーズにも応えることができ、それによって競合サイトと差別化されたコンテンツや独自性を盛り込むことができます。
このように、ユーザーが潜在的に求めていることを網羅することで、Googleからの評価を高めることに繋がります。
④作成者の信頼性をアピールする
コンテンツの作成者が信頼できるかどうか、も良質なコンテンツの一つの要素になります。
コンテンツの信頼性を示すには、まずはそのジャンルの専門家であることを示すことが重要です。
例えば、法律関係のことなら弁護士、水道トラブルのことなら水道工事業者がコンテンツを作成していると信頼しやすい情報になります。
サイト運営者が専門家でない場合には、下記のような情報を掲載することでコンテンツの信頼性をアピールしましょう。
- 作成者の経験や権威性
- プロが監修している
- 専門家の情報を元に作成している
⑤独自性を持たせる
良質なコンテンツには独自性が重要です。
検索結果には同じようなコンテンツが溢れています。
そのため、同じ情報だけコンテンツに詰め込んでも他のコンテンツと差別化できません。
独自性を持たせるには、実際の体験談や専門家に聞いた情報などオリジナルの内容をコンテンツに追加しましょう。
特に体験談などの情報はできるだけ盛り込んでください。
例えばAmazonのレビューなどと同じで、検索ユーザーは実際に買って使ってみた情報が欲しいのです。
⑥画像や図でわかりやすくする
画像や図を効果的に使うことも有効です。
画像や図で補足説明をすると、文章ではなかなか伝わりづらい内容もひと目で伝えることができます。
効果的な画像や図の使い方の例- 外壁塗装の施工前、施工後の写真
- フィットネスでの体重の推移のグラフ
- 住所をテキストだけでなく地図を用意する
- 店舗までの道順を目印となる写真を掲載して説明する
- 数字の比較をグラフにする
無駄に画像や図を使う必要はありませんが、ユーザー目線であった方がわかりやすいものであればなるべく用意しましょう。
コンテンツの具体的な作成方法
どんなコンテンツを作ればいいかはお分かりいただけたと思います。
ここからはコンテンツの具体的な作成方法を解説していきます。
①自社の商材・サービスを理解する
まずは自社の商材・サービスや特徴を理解し直しましょう。
例えば、以下のようなことを文字で書き起こしてみてください。
- 自社の商材・サービスのターゲットユーザーは誰なのか
- ユーザーの悩みをどう解決できるのか
- 自社の強みはなにか
- 他社となにが違うのか
そして、書き出したことをまとめておきましょう。
SEOコンテンツに限らずですが、自社の商材・サービスの理解がなければ成果は上げられません。
それに、コンテンツ作成を外注する場合は、外注先は自社の商材・サービスをまったく知らない状態です。
外注先には、自社の商材・サービスや目的をミーティングでしっかりと伝えましょう。
②具体的なターゲット像を作る
自社の商材・サービスを理解すると、具体的なターゲット像を作っていきましょう。
このターゲット像(ペルソナ)の設定には事前の調査が欠かせません。
なぜなら、ペルソナ設定を間違えてしまうとコンテンツの内容も大きくズレてしまうからです。
例えば、本当は50歳男性にニーズが高いサービスなのに20歳男性の悩みのためのコンテンツを作成してしまったとします。
そうなると、ターゲットユーザーの悩みを解決できるコンテンツではなくなり、集客や売上の増加は見込めません。
それを防ぐために、自社サービスのニーズを調査しましょう。
実際にサービスを利用したお客様に満足度のアンケートや意見をもらったり、サービスを利用している層のデータをまとめたり参考になる情報を集めます。
そして、お客様がどういった理由で利用するのか、エクセルでも手書きでもいいので書き出しましょう。
書き出したデータを集束させていった先が、自社サービスの具体的なターゲット像(ペルソナ)になります。
③対策キーワードを決める
具体的なターゲット像(ペルソナ)が決まったら、対策キーワードの選定を行います。
キーワード選定とは、SEO対策をするにあたって、どういったコンテンツを用意し、どういったキーワードでの上位表示を狙いにいくのか、ターゲットとなるキーワードを決める作業になります。
多くの場合は、Googleやキーワード選定に役立つSEOツールを使って、キーワードの候補を取得しながら月間検索数を調べて、絞っていきます。
また、ペルソナの立場になって「どんな言葉で検索するのか」を想像してキーワード候補をリスト化していくのも良いでしょう。
キーワード選定の際に月間検索数を基準にするのは非常に大事ですが、ただ単純に月間検索数が多ければ良いかというとそういったわけではありません。
なぜなら、月間検索数が多いキーワードは競合サイトも狙っていて競争が激しいため、なかなか上位に表示することは難しかったり、ユーザーのニーズが薄く、思いのほか売上には結び付かないようなケースがあったりするためです。
キーワード選定の一つの手法として、ニッチなキーワードを狙いにいくのはオススメです。
検索キーワードは月間検索数によって、ビッグ(大)・ミドル(中)・スモール(小)キーワードに分類されます。
検索キーワードの分類
月間検索数 | 語数 | 検索キーワード例 | |
---|---|---|---|
ビッグキーワード | 1万回以上 | 1語 | ・副業 |
ミドルキーワード | 1000〜1万回 | 2語 | ・副業 会社員 |
スモールキーワード
(ロングテール) |
1000未満 | 3語以上 | ・副業 会社員 ウーバーイーツ |
スモールキーワード(ロングテールキーワード)の中で、月間検索数は少ないにもかかわらず、ある程度のユーザーに検索されるのが「ニッチなキーワード」です。
ニッチなキーワードは、月間検索数が少なく、狙っている競合サイトも比較的少ないことが多いため、コンテンツを検索上位に表示しやすい傾向があります。
しかし、ニッチなキーワードはユーザーのニーズが高くなっているケースが多いため、月間検索数が少なくとも売上に繋がりやすい可能性があります。
ニッチなキーワードの例
キーワードを地域に絞る:例「カフェ 渋谷区 表参道」
キーワードを月間検索数が少ないワードにズラす:例「〇〇 おすすめ」→「〇〇 感想」
キーワードとしてあまり意識されない単語:「印刷 不具合」→「印刷 できなくなった」
キーワード選定のコツを掴むには、まずニッチなキーワードを狙ってみるのがおすすめです。
④競合サイトのコンテンツを調査する
キーワードが決まったら、選定したキーワードの競合サイトを調査します。
なぜなら、選定した検索キーワードで検索した際に上位に表示されているサイトのコンテンツは、Googleに評価されている良質なコンテンツの模範解答だからです。
上位表示されているサイトより質の良いコンテンツを作成すればGoogleに高く評価されて上位表示できる可能性が高まります。
そのために競合サイトを調査する必要があるのです。
コンテンツを作成するための競合サイトの調査では、対策キーワードの上位10サイトは構成を確認しましょう。
そして、タイトルと見出しを書き出します。
上位サイトの内部対策や外部対策も併せて調査するのですが、ここではコンテンツの調査に話を絞ります。
では、書き出した情報をまとめて事項で構成案を作っていきましょう。
⑤構成案を作成する
いきなり本文を書き始めるとゴールまでの文章をスムーズに書けません。
コンテンツを作るときは、本文を書き始める前に構成案(アウトライン)を作成します。
構成案では以下のメイン要素を配置しましょう。
コンテンツの構成に必要な要素
メイン要素 | 解説 |
---|---|
タイトル | ユーザーがコンテンツを探すとき、まず目に入るのがタイトルです。タイトルでユーザーの注意を引けなければそのコンテンツはクリックされないでしょう。Googleの検索結果に表示されるタイトル文字数は約32文字なので28〜32文字で作ります。タイトルの中には必ず対策キーワードを入れて、ユーザーの悩みを解決できるコンテンツだと伝わるように作りましょう。 |
導入文(リード分) | タイトルをクリックしたユーザーがコンテンツの最初に読むのが「導入文」です。本文を読み進めてもらえるかどうかは導入文で決まります。導入文ではユーザーの抱えているモヤモヤ(悩み)を具体化して、悩みが本文で解決できることを伝えましょう。 |
見出し+本文 | 見出しと本文でユーザーの悩みを解決しましょう。スムーズに読み進めてもらうためには、見出しの順序が重要です。目次の見出しを見ればどんなコンテンツかわかるようにしましょう。ひと目で流れを理解してもらえばゴールまでスムーズに読み進めてもらえるはずです。本文は見出しについて文章を書いていきます。各見出しの内容をユーザーが納得できるよう、詳しく具体的に書きましょう。 |
ゴール | ユーザーに悩みを解決する方法を提示したら。ユーザーに悩みを解決する手段を実行(ゴール)してもらいましょう。最後にコンテンツのおさらいとして要点をまとめて、目的のページ(サービスや商品)へユーザーを導きます。 |
構成案を見ればコンテンツの目的や全体の流れを全員が理解できるようにしておくと、外注する場合にも便利です。
構成案は、AIDMA(アイドマ)の法則を意識するとゴールまでの構成が作りやすくなるでしょう。
AIDMAの法則
A:Attention(注意)
I:Interest(興味)
D:Desire(欲求)
M:Memory(記憶)
A:Action(行動)
AIDMAの法則とは、消費活動の過程(消費者が物を買うまでの流れ)という意味で、法則に沿って構成するとユーザーを導きやすいというわけです。
タイトルで注意を引く→導入文で興味をかりたてる→見出しと本文で悩みを解決できるという欲求を刺激しコンテンツを記憶する→ゴールで行動を起こす
ここまでの作業で良質なコンテンツできるかが決まると言っても過言ではありません。
地道な作業に思えるかもしれませんが妥協せずに取り組みましょう。
⑥本文を作成する
構成案を作ったらようやく本文です。
本文作成は構成案に肉付けしていくようなイメージで作成します。
見出しの情報の補足情報や根拠を説明していきましょう。
多くの場合はGoogleなどで調べながら本文を作成するのですが、注意すべきなのは「コピーコンテンツにならないようにする」ことです。
詳しくは後述しますが、知らぬ間に調べながら文章を書き写しているだけになると、コピーコンテンツと判定されます。
リサーチした情報の要点を書き出して自分の言葉で説明するというイメージで作成しましょう。
また、本文中に画像や動画も活用するとコンテンツの質が上がります。
文章だけでは説明できないこともありますので、表や画像でユーザーが理解しやすいように工夫しましょう。
画像は後から配置すればいいので、どんな画像を当てるかメモを残しておくのがおすすめです。
画像のメモの例
文章〜〜〜〜〜〜。
=================================
画像:女性がパソコンを操作している手元の画像。
=================================
文章〜〜〜〜〜〜。
⑦タイトルや見出しを調整する
本文を作成したら見出しと本文の文章を調整しましょう。
本文を作成した後は、構成案では足りなかった見出しを追加したり、見出しを若干変更したりすることがあります。
今一度、見出しと本文にズレがないか確認してください。
タイトルや見出しはSEOコンテンツにとって重要ですが、構成に気を取られすぎて変更してしまうと、いつの間にか本文の説明とズレてしまいます。
見出しと本文の内容が違うとユーザーを混乱させてしまうコンテンツだとみなされ、コンテンツの質が下がってしまいます。
導入文からの流れも意識しながらタイトルや見出しを調整しましょう。
⑧全体の文章校正を行う
タイトルや見出しの調整が済んだら全体の文章校正をします。
文章校正は作成したコンテンツをさらに洗練するために重要な作業です。
もし校正をしないと、誤った情報をユーザーに提供したり、誤字などで間違った意味で伝わってしまったりします。
良質なコンテンツを作成するには最後の一手間が肝心です。
この項では、校正で行うことを具体的に解説します。
まず、校正作業を行うときには、少し時間を置いて読み返したり声に出して読んでみたりしましょう。
コンテンツを作成した直後はどうしても作成者側の立場で読み返してしまうものです。
少し時間を置いて読み返すことで読者に近い立場で読み返せるので、言葉の使い方やわかりにくい表現がないかチェックしましょう。
また、第三者にチェックしてもらうことも必要です。
自分では気づけないクセや間違いを見つけてくれるかもしれません。
このコンテンツで読者が行動を起こせるかどうかにかかっていますので、必ず第三者にユーザーの立場でコンテンツを読んでもらいましょう。
以上を踏まえて、校正作業の具体的な内容を解説します。
校正作業の内容- 誤字脱字がないか
- 読みやすい改行になっているか
- リンク先は正しいか
- 確かな情報か
- 表記ゆれがないか
- 文末表現は統一されているか
誤字脱字がないか
誤字脱字は目視だけでなく誤字脱字チェックツールも使いましょう。
誤変換や脱字などはどうしても起きます。
コンテンツを作成したあとはミスがある前提と考えてチェックしましょう。
読みやすい改行になっているか
文字が詰まりすぎていると読みにくくなってしまうので改行を入れます。
ただ、パソコンでは読みやすいと思える改行でも、スマートフォンでは読みにくいというケースもあります。
昨今はスマートフォンでの閲覧率も上がっているので、文章がスマートフォンの画面で読みにくい改行になっていないか、必ずチェックしましょう。
リンクは正しいか
リンクしているURLが正しいか確かめましょう。
リンクのURLは、見た目では正しいかどうかわからないので地道に飛んでチェックします。
確かな情報か
コンテンツに記載している情報が正しいかチェックします。
専門的な情報は参照元などを提示してコンテンツの信頼性を高めましょう。
表記ゆれがないか
表記ゆれとは、同じ言葉なのに違う表記がされていることです。
表記ゆれの例- 文字の種類:みかん/ミカン/蜜柑
- 送り仮名:引っ越し/引越し/引越
- 漢字の違い:匂い/臭い(におい)
- 外来語の呼び方:サーバ/サーバー
それぞれの単語は間違いではないので誤字脱字チェックツールに引っかかりにくいです。
文章全体を読んで表記が統一されているかチェックしましょう。
文末表現は統一されているか
文章は「〜です/ます。」「〜だ/である」など、文末表現を揃えます。
コンテンツに合わせて普段と違う文末表現で文章を書いていると、知らぬ間に普段のクセが出てしまうかもしれません。
それを意識して文章をチェックしましょう。
以上が校正作業の具体的な内容です。
校正作業は細かい作業ですが、何度もコンテンツの隅々まで目を通しましょう。
⑨コピー率のチェックを行う
校正作業の次は、コンテンツのコピー率チェックを必ず行ってください。
コピー率が高いと、Googleにコピーコンテンツと判断され、最悪の場合ペナルティを受ける可能性があります。
ペナルティを受けると検索結果に表示すらされなくなるので、コピー率のリスクを避けなければなりません。
コピー率のチェックには、コピー率を%で表示してくれるコピー率判定ツールを使いましょう。
チェックの結果、コピー率が50%を超えているコンテンツはリスクが高いので修正が必要です。
コンテンツをコピーしたつもりがなくても、ネット上には大量のコンテンツがあるので、たまたま類似してしまうことがあります。
また、コンテンツを作成するときに情報の書き写しなってしまわないよう意識してください。
もしコピー率が高くなってしまった場合のために、コピー率を下げる方法を紹介します。
コピー率判定ツールは、類似しているコンテンツの文章を表示してくれるので、その箇所を確認しましょう。
そして、類似している箇所を別の表現に変えます。
具体例「コピー率が高いとペナルティを受ける可能性があります。」
この文章が他のコンテンツと一致または類似していると判断されている場合、以下に変更してみる。
「コピー率が50%を超えるとペナルティを受けるリスクになります。」
コピー率の%が高い場合は、いくつか類似した箇所があるということになるので、該当箇所を修正しましょう。
再度コピー率判定を行い、コピー率が下がれば修正完了です。
⑩アイキャッチ用の画像を用意する
コピー率が問題なければコンテンツ内に入れる画像やアイキャッチ画像を作成しましょう。
画像は見出しを作りながら作成してもいいのですが、文章を書き上げるのに集中するために、後でまとめて作成した方が効率的です。
画像を後で作成する場合は『⑥本文を作成する』の項で紹介したように、本文中の画像を入れる箇所にメモを残しておきましょう。
画像はユーザーにわかりやすく説明するためにとても有効な手段です。
コンテンツや文章の幅に合わせて画像をトリミングしたり文字を差し込んだり、いろいろ工夫してみましょう。
ただし、画像ファイルが大きい画像を入れすぎるとページの表示速度が遅くなってしまう可能性があります。
画像ファイルは画像ファイル圧縮ツールなどで軽くして挿入しましょう。
また、アイキャッチ画像のサイズはサイト内で統一するのがおすすめです。
各コンテンツのアイキャッチ画像が違うとサイト内でコンテンツを一覧表示するときに、デザインがズレてしまうのでバランスが悪くなります。
また、アイキャッチ画像がパソコンの画面でもキレイに表示されるよう横幅を1200px以上で作成しましょう。
縦幅も固定にしておくとアイキャッチ画像を作成しやすいので「アイキャッチ画像は1200px×630pxの固定で作る」などサイトに合わせて決めておくのもおすすめです。
以上で、ユーザーの役に立ち、Googleにも評価されやすい良質なコンテンツを作成できます。
まとめ
良質なコンテンツとは、ユーザーに役立つコンテンツです。
良質なコンテンツを作成するには、ひとりのユーザーをペルソナに設定して、その悩みを解決できるコンテンツにしなければなりません。
そのために、自社のサービス・商品の理解、他社コンテンツの調査、構成やライティングが必要です。
良質なコンテンツを作成するには手間や時間がかかりますが、良質なコンテンツを作成できれば検索順位も徐々に上がっていきます。
検索順位が上がれば、悩みを抱えるユーザーをコンテンツに集客できるようになるでしょう。
その恩恵は、アクセス数や問い合わせの獲得など、大きなリターンになります。
つまり、「ユーザーの求めいているコンテンツを作るのが答え」です。
この記事の内容をコンテンツ作成に反映すれば、必ずコンテンツの質が上がります。
良質なコンテンツを作成して自社の目的を達成しましょう。
もしコンテンツ作成に注力する時間や労力がない場合は、匠ローレンへご相談ください。
コンテンツ作成のプロが、パートナー様のサービス・商品をしっかりと理解して、良質なコンテンツを作成します。
成果報酬SEOは匠ローレンにお任せください!
匠SEOでは、初期費用を含め、該当のキーワードで1ページ目に表示されるまで一切費用をいただきません。
SEO対策でお悩みやご相談でしたら当社まで一度お問い合わせして頂けますと幸いです。SEO対策はお客様の現在運営されているサイトによって、サイト構造やシステムによって対策内容が異なります。その為、SEO対策ができるサイト、できないサイトなど当社独自のノウハウにより様々なサイトやシステムにて上位表示ができた実績がございます。
まずはお問い合わせ後に専門の担当者よりZOOMにてまずはお客様の抱える、お悩みや課題をヒアリングさせて頂き、その後最適なキーワード、料金プランにてご案内をさせて頂きます。
「SEO対策ができる外注先を探している方」当社にご相談ください。
既にいくつかのサイトをSEO対策をしていて、結果が出ていないサイトなどは自社だけのノウハウや視点では、上位表示する為に「何が足らないのか」が見えにくいものです。そういった場合には、思い切ってSEO対策を丸ごと外注してしまうのも一つの手段です。
詳しくは以下、電話かメールフォームにてお気軽にお問い合わせくださいませ。